■公益財団法人日本生産性本部が、
管理職層と一般社員層を対象に実施したアンケート

『職場のコミュニケーションに関する意識調査』

に興味深い数値結果が出ています。

「部下を叱ることについて、どのように考えていますか?」

という設問に対し、
89%の課長が、

「育成につながると思う」

と回答。

一方、

「上司から叱られると、どのように感じますか?」

という設問に対しては、
56.8%の一般社員が、

「やる気を失う」

と回答しています。

■部下の育成に悩んでいる
リーダーや管理職の方たちに話を聞くと、

「今どきの若いやつは根性がない」

「何を考えているのかわからない…」

という感想がとても多いです。

かたや、新入社員、若手社員に話を聞くと、

「上司とコミュニケーションが上手くとれない」

「叱られてばかりで、自信喪失気味……」

と自身を責めている人がほとんどなのですよね。

■しかし、このアンケートを見てみると、
9割近い管理職層が、
部下に成長して欲しいという思いで
叱っているということがわかります。

ただ、一般社員層は、叱られることに対して、
上司から感情的に怒られたなど
ハラスメント気味に感じている人も少なくないということが、
数字で見てみるとよくわかります。

■ビジネスパーソンは数字で考えるのは
当たり前のことですが、
このように数値化して計測してみると、
お互いの本音も垣間見えてきます。

■セミナーで、管理職層の方から

「部下は褒めたほうがいいのですか? それとも叱るのがいいのですか?」

と聞かれることがありますが、
白か黒の発想で決められることではありません。
コレ!といった解はないですし、
時と場合によってですよね。

■ただ、もしも迷った場合は、
このデータを見ると、特に今の若者には、
褒めたほうがいいかなと思います。

■客観的なデータを見ることで、
これまでの行動に対して気づきを得る部分もあるかもしれませんし、
相手が違って見えてくるという場合もあります。

■部下育成に煮詰まっているリーダーのみなさん、
上司との関係に悩んでいる若手社員の方々、
このデータも参考にしてみてはいかがでしょうか。