は行
パイロット・テスト
質問調査法において、質問票の良し悪しは調査結果を大きく左右するので、質問票の作成は、慎重な計画と細心の配慮が必要である。パイロット・テストは、本調査に移る前に行なわれる最終的な質問票のテストである。一般に、ほとんど完成した質問票を用いて、調査対象者を最低100名程度調査することである。
ハロー効果
人やモノの一部の特徴の印象、評価が、全体にまでおよぼされることを言う。良い効果の場合に使うことが多い。後光効果とも威光効果とも言われる。
ハワード=シェス理論
包括的な消費行動モデルとその理論のこと。消費行動モデルには、消費行動の特定の側面を表す部分的モデルと、消費行動の全体構造を表す総合的・包括的モデルとがある。J.A. HowardおよびJ.D. Shethが1969年に発表した。
販売員業績評価
販売員業績評価は3つのポイントからされる必要がある。まず第1に、販売の実現額である。一定期間において、できるだけ多額の販売を実現する必要がある。第2には、代金の回収率である。いかに多額の販売を実現したとしても、売掛金の回収もスムーズに行う必要がある。第3には、販売費の費消率である。いかに多額の販売を実現したとしても、そのために多額の販売費の支出がともなう場合には、その販売の成果は割り引く必要がある。
POSシステム
小売店の店頭で商品が販売された時点で、品名、価格、仕入原価、仕入先などの商品情報を入手できるシステムのこと。導入によるメリットとしては、必要なときはいつでも売上高、手持ち現金の量などを即座に知れること、単品管理が可能となり、売れ筋商品の把握、品切れの防止などが可能となること、財政的なチェックが可能なので手持ち資金などをコントロールしやすくなること、チェッカーの省力化につながり、負担が軽くなるので客のレジ待ち時間などが少なくなること、ピーク時間と暇な時間が正確に把握できるのでパート・タイマーなどの採用に無駄がなくなることなどがある。販売時点情報管理システムとも呼ばれている。
ビフォー・サービス
販売促進の一環として、製造業者、卸売業者または小売業者が、自己の販売する商品を購入者に対して販売する事前に提供するサービスをいう。アフターサービスとついになるものである。
ビヘイオラル・システムズ・アプローチ
このアプローチは、3つのアプローチに分かれて行われる。第1は、心理学、社会学、社会心理学、経済学、人類学などから理論を取り入れ、行動科学的に研究を行なう方法である。第2は、マーケティングは、人間、目標、手続、政策などをともなう有機的組織現象としてみるマネジリアル・アプローチである。第3は、理論から事実に分析を進め、また適切な調査方法や技法の採用で理論にもどるため、科学的・経験的研究方法である。
付加価値生産性
付加価値は企業活動(生産、販売)の過程で新たに加えられた価値をいう。すなわち、売上高から原料費(または仕入原価)と減価償却費を引いたもので、人件費、利子、利潤の合計に等しくなる
不確実性
一般に、不確実性とは、意思決定者のコントロールしえない事象の生起のしかたに種々の可能性があり、しかも、そのうちのいずれの事象が確実に生起しうるかが判明しないとき、その意思決定者の不確かな気持ちをさしていわれる。
物流管理
物流の主体者の物流全体を継続的に総合的に管理すること。英語の頭文字を取ってPDMと呼ばれる。
ブラインド・テスト
商品についているメーカー名、あるいはブランドをふせて、被調査者に与え、商品のよしあし、メーカー名あるいはブランドをあてさせるテスト方法。メーカー名あるいはブランドを隠すことによって、被調査者がもっている商品イメージ、ブランド・イメージ、メーカー・イメージなどを取り除くことができ、純粋に近いかたちでテストできる。
ブラック・ボックス・モデル
インプット変数とアウトプット変数に変換するメカニズムを特定化していないモデル。一方、これに対するモデルである行動科学的モデルでは、インプット変数をアウトプット変数に変換するメカニズムに内在させ、媒介的・行動科学的諸要因ならびにその連関を特定化しようという試みがされている。
ブレーン・ストーミング
アレックス・オズボーンにより造語で、会議形式によるアイデア開発法である。
プロセスチャート
コンピュータに所定の作業を司令するための手順を図形的に表示したもの。フロー・チャートは、システムの設計段階での概略的なものから、実際の処理過程での詳細なものまで、必要に応じて作成され、作成の手順、データの流れ、人や物や金の流れまでも理解しやすい図形で表わす。フロー・ダイヤグラムともいう。
ベイジアン決定理論
ベイズ決定理論、ベイズ流の決定理論ともいわれる。R. Schlaifer、H. Raiffa、L.J. Savageらによって強力に展開された統計的決定理論。ベイジアン決定理論の特徴は、①主観確率の使用、②効用の使用、③期待効用あるいは期待利得の大小による行動選択、④主観確率を、その後に収集される客観的な追加情報によって逐次修正するという適応的・学習的メカニズムを包含し、しかも、客観的な標本情報を入手する確率(尤度)と主観確率とのミックスをベイズの定理によって行なうという定式化を行っていること、⑤標本情報を入手すべきかどうかの事前決定上の判断基準を与えること、などにある。
ボックス・ダイヤグラム
2つの経済主体が、2つの財(例えば食料と衣料)を分配しあうとき、分配の効率を高める方法。分配の均衝条件などを直感的に理解すための図表。箱型の図表の内部に、2財についての両経済主体にとっての2つの無差別曲線の接点の軌跡、両無差別曲線の共通接線などを描く。箱形図表と訳される。
ポートフォリオ・セレクション
何種類かの資産運用形態(資産の運用対象)が存在し、各資産のもたらす収益率の期待値とその不確実性(この不確実性は収益率の分散で示すことができる)が与えられているとき、全体としていかなる比重で各種資産を選択すべきかを分析する、資産選択の理論。