か行
確率的モデル
モデルの中に含まれる変数のうち、1つ以上が確率的に変動する確率変数であるとき、そのモデルを確率的モデルという。確定的モデルと対比される。
仮説検定
母集団の特性(たとえば母平均、母分散)について仮説を設定した上で、その仮説を標本データによって検証するために行う検定のこと。
ガント・チャート
生産の進捗管理を内容とする図表をさす。考案者Ganttの名をとってガント・チャートと呼ばれる。
管理可能要因
企業の経営活動に影響を与える要因には直接・間接問わず数多くのものがあるが、これらのうち、マネージャー(管理者)によってコントロールすることができる要因をさす。操作可能変数と同義。
管理図表
マネジメント活動は意思決定が重要な内容であるが、意志決定をサポートするために、情報処理が必要不可欠となってくる。このような管理のための事務で使われる図表のことをいう。
機会損失関数
決定理論における用語。利得関数とペアに設定することのできる関数。機会損失、すなわち最大利益あるいは最小費用の取得という最適機会を、行動選択が不適切であるためにとり逃がすときに発生する損失を行動の代替案と自然の状態との関数として示したもの。
記述的意思決定論
記述的意思決定論は、組織において、いかに決定が行なわれているか、組織における意思決定および意思決定者の特徴は何か、意思決定者の決定行動に影響を与えるものとして、いかなる要因をあげることができるかなどの、現実の意思決定行動の記述を目的とする意思決定論である。したがって、規範的意思決定論よりは広範囲の変数(行動科学的変数をも含む)に注目し、モデルの操作可能性よりも、モデルの現実性にウェイトをおく意思決定論である。意思決定論の2大系譜のうちの1つである。
機能研究
マーケティングの過程で遂行される活動・機能の各部分を研究対象とする研究。商品が生産者から消費者に流れるまでに種々の活動や機能が必要となる。商品を消費者へ円滑に流していくためどのような機能あるいは活動が必要となるかを、その活動あるいは機能から研究すること。
機能主義
ある文化システムあるいは社会システムを分析する場合、それらのシステムを構成する複数の要素ならびにそれらの要素間の相互作用、相互連関関係を分析し、システム全体のなかで、どのような目的論的・機能的意味をもつかという視点から分析・把握しようとする方法。
機能別分析
マーケティング・コスト分析の1つ。マーケティング・コストは、市場調査費、直接販売費、広告宣伝費、販売促進費、荷造包装費、運送配達費、保管および荷役費、信用および集金費、財務費、営業事務費などに分類し、分析できる。
規範的意思決定論
最適の意思決定とは何か、合理的な意思決定者はいかに行動すべきか、などの意思決定上のルールを意思決定者に対して提示することを目的とする意思決定論であって、統計的決定理論、オペレーションズ・リサーチなどがこの系譜に含まれる。意思決定論の2大系譜のうちの1つ。
クリティカル・パス・メソッド
最適な日程計画の手法。生産などの作業において、その作業が少しでも遅れると、プロジェクト全体のスケジュールが遅れてしまうような日程のこと。最も工期・納期が遅れやすいメソッドである。
クロス・セクション分析
クロス・セクション分析とは、特定の事象に対する影響因子の相互関係を分析するというもの。例えば、年齢という因子が特定の事象にどのように影響を与えているかというような分析概念となる。変量分析法、弾力性分析、市場指数、吸引力の法則などがある。
経営管理
企業において経営者、管理者が担当する固有の機能である。企業の遂行する諸経営活動について、体系的統一性をもった計画的・組織的・統制的観点からする思考と技術を内容としている。その意味においては、経営的生産活動の全分野にわたって行なわれる総合管理、すなわちトップ・マネジメントによる経営の最高管理が経営管理の基本となる。
経営管理過程
経営管理の過程について、一般的に識別されるパターン。たとえば、経営管理過程の一般的パターンは、planning,organizing,staffing,directing,およびcontrollingの5つの機能からなるプロセスとされる。
経営組織
経営管理を有効に行なうための、合理的な組織。組織は目的を達成するために計画的に設定される協働体系であるとされ、経営管理組織は経営活動における職能の細分化と協働化の機構であるとみることができる。伝統的な組織はテイラーによる職能式組織である。近年は、行動科学やシステム論による、人間行動の本質をとらえた近代的組織観が形成されている。
計数管理
「計数による経営管理」のこと。経営管理の手段として事務情報が使用されるが、これには文書的事務と計数的事務がある。このうち、計数的な情報にもとづくコントロールを内容にした管理のことをいう。
系統的抽出法
母集団に一連番号をつけ、サイコロなどにより出発番号をきめて、一定の間隔ごとに標本を抽出していく方法。この一定間隔を抽出間隔といい、最初の出発番号を抽出起点という。等間隔抽出法ともいわれる。
決定理論(56ページ)マネジメント
意思決定に関する理論。意思決定論とほぼ同義に用いられることもあるが、通常は、意思決定論の方がより広義であり、決定理論は、その中の統計的決定のみをさすことが多い。
ゲーム理論
利害関係にある意思決定者を2人以上想定し、各意思決定者が相手の選択する行動代替案を考慮に入れつつ、いかに行動代替案を選択すべきかを分析する理論。
行動科学的モデル
行動科学的変数、ならびに行動科学的関係を積極的にとりあげ、表現するモデルのことをいう。ここに行動科学的とは、“行動科学(behavioral sciences)の視点に立つとき注目される”あるいは“行動科学が注目するところの”といった意味を示す。問題は、行動科学とは何かであるが、その概念規定の仕方には①心理学、社会学、人類学などの、人文科学の一部(経済学は行動科学に含まれないとされることが多い)の学問領域全体を示す、という学問領域重視説と、②実験的手法を中心とする科学的方法によって展開されたものとしての人文科学という、方法論的側面重視説とがあり、両説が代替的に、あるいは相互補強的に採用されている。
行動の代替案
意思決定論において、意思決定者がとるべき行動を決定する際の候補となる行動の選択肢のこと。
顧客サービス
需要者の購入を容易便宜にするために行なわれる種々の活動。例えば、購入のための相談相手になったり、十分に顧客が商品を選定でき、自分の欲する商品を購入しうるように援助の手をさしのべたり、顧客に安心感・信頼感をうえつけるように努力を払うこと。「人々は、商品を購入するのではなく、商品を購入し使用・消費することによって得られる便宜・利得・満足を購入するのである」といわれるように、人々は、その商品を獲得することによって得られる利益・満足を購入するのである。そのため、サービスは重要な役割を果たしているといえる。
個人面接法
質問調査法の1つで、調査法が被調査者と1対1で面接し、質問をすることによってデータを収集していく方法である。
コスト・パー・サウザンド
コスト・パー・サウザンドとは広告効果の中で、特に広告媒体の経費効率を測定するための概念である。すなわち、人口1000人とか世帯数1000戸に広告を到達させるためには経費はいくら必要であるかを示すものである。コスト・パー・サウザンドを計算する式は下記のとおりである。
コスト・パー・サウザンド=広告料金/到達読者(視聴者)×1000
コミュニケーション
人と人との間で情報が授受され理解される過程。ある個人がほかの個人の態度を条件づけるために刺激を伝達する課程で、かかる刺激すなわち、メッセージは言語でなされるか、ラジオ、テレビなどの電波媒体か、新聞、雑誌などの印刷媒体などにより伝達される。経営におけるコミュニケーションは管理上、命令系統を中心として行なわれ、計画の実施ならびに実施にともなう諸活動の調整を目的とするものと、人間関係管理上、参加意識などの動機づけを目的とする場合に分けられるといわれている。
コミュニケーション経路
コミュニケーションにおける、発信者→媒体→受信者の流れをコミュニケーション経路という。