プチ自慢ですが、
旧制高等学校の寮歌を歌うことができます。
もちろん,旧制高等学校に通っていたわけではないです。
高等学校令にもとづき1950年まで存在した
日本の高等教育機関で私の生まれる前に
あった学校ですからね。
いわゆる「バンカラ」と呼ばれる荒々しい
日本の男子学生像を確立させた時代でありました。
洋風のハイカラに対抗して生まれた言葉と言われています。
西洋の知識や文化が導入されて
日本が大きく変革していきましたが、
日本人の「武士の魂」みたいなものが
西洋化に飲み込まれまいとして、
バンカラを生み出したのではないでしょうか。
寮歌は、明治時代から大正時代にかけて作られ、
当時の若者たちに歌い継がれてきました。
漢詩の影響が強く五七調の歌詞に
特徴があります。日本人の心に響く曲調です。
特に私が好きなのは、
第三高等学校の寮歌「人を恋ふる歌」です。
「妻をめとらば才たけて
みめうるわしく情けある
友を選ばば書を読みて
六分の侠気四分の熱」
という与謝野鉄幹の歌詞で
知られています。
第一高等学校の「春爛漫の花の色」「嗚呼玉杯に花うけて」
第七高等学校の「北辰斜に」、
第八高等学校の「伊吹おろし」なども有名です。
この時代は、学問をすることに熱い情熱を
感じさせた時代であったといえます。
学ぶということは、時代を超えて、
人間の本能に働きかける何かを感じさせます。
最近は、教育が「乱れている」(?)だけに、
寮歌の心を思い出してほしいと痛感します。