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行動科学マネジメント山本善弘ブログ

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2009年10月23日
October

「八甲田山」

 

冬になりつつあります。
冬というと八甲田山の雪中行軍遭難事件を思い出します。
日本陸軍の冬季訓練で210名中199名が
死亡するという大事件でした。
新田次郎が小説として「八甲田山死の彷徨」
を書き、その後映画にもなっています。
 
被害が大きくなった理由の一つとして、
指揮系統の乱れが上げられています。
行軍の隊長は神成大尉でしたが、
山口少佐と若干名の大尉が同行しました。
階級は山口少佐のほうが上であり、
他の大尉も同格の指揮官でした。
 
神成大尉が指揮を任されるのは
実施の直前だったといいます。
予備知識もないままにリーダーに
なったわけです。
 
しかも自分よりも位の上の者や
同等の者もいるといった指揮が
しにくい状況だったのでしょう。
その結果、情報伝達の不備や
意思決定の不統一が起こったといわれています。
 
一つの組織の中に、
リーダーらしき人が何人もいると
いうのは都合が悪いわけです。
しかも専門知識がないリーダーに
導かれることで、被害が拡大しました。
 
またほとんどの参加者は
冬山の知識が乏しかったようです。
予想もつかない悪天候、
経験不足で知識がない隊員たち、
こういったところで、
どうしたらリーダーとして能力を発揮できるのでしょうか。
 
まさに大不況を迎えて
明日のこともわからない日本経済、
政治も不明瞭です。
こんな時代だからこそ
たくましいリーダーが求められています。
八甲田山の遭難から学ぶべきことは多いように思えます。
 

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