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行動科学マネジメント松尾淳一ブログ

2009年10月10日
October

次世代に伝える被災体験

 

日本列島を縦断した大型の台風18号。

東海地方を直撃したものの、大きな被害を出さずに通り過ぎました。


この地方では、伊勢湾台風からちょうど今年で50年。

被災体験を風化させないため、

さまざまな手法で次世代に伝えようと頑張っている方々がたくさんいらっしゃいます。


まずは、静岡県が考案した「避難所運営ゲーム」。

カードゲーム形式で、次々と訪れる250人の避難者をどのように振り分けるか、考えていきます。


 「避難者が犬を連れてきたら」

 「外国人を乗せた観光バスがやってきたら」

 「毛布が届いたらどこに持っていけばいいか」


など、カードに書かれた課題に対し、その対応について意見を交換します。

ペットの問題一つをとっても、

「犬を“家族”として見ている方も多く、離しては抵抗がある」という意見と

「他の避難者に迷惑がかかるから、離したほうが良い」という意見が対立しており、

避難所運営の難しさ・価値観の違いを感じさせられます。

 

また、伊勢湾台風50周年記念の防災展では、

防災科学技術研究所の納口恭明さんが「Dr.ナダレンジャー」に変装し、

台風のしくみを解説するために、傘回しの曲芸なども披露。

研究者とは思えないユニークな話術で、観客を釘づけにします。

 

どちらも、どうすれば防災に関心を持ってもらえるか、

様々な工夫を凝らし、いつのまにか夢中になってしまう仕組みを作られています。


今回の台風も、こうした啓蒙活動があったからこそ、最少の被害で済んだといえるのではないでしょうか


「部下がなかなか育ってくれない」とお悩みの上司も多いかと思いますが、

教え手側のスキルや工夫で、聞き手の関心の持ち方は変わってくるものですね。

 

 

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