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今日は、エステサロンを多店舗展開している社長と会った。
月に一回お邪魔して、社内の各部門のマネージャーの養成と、
彼らと一緒に今までの過去のマニュアルを精査し、行動をベースにした仕組みを構築することが私の仕事。
この社長、人の配属が抜群で、優秀な社員を使うことが非常に上手い。
お邪魔させてもらうと、いつも思い出す言葉がある。
それが、「兵に将たり、将に将たり」
漢の初代皇帝劉邦の話である。
ある時、劉邦が部下の名将、韓信とこんな話をしている。
「韓信よ。私はどれくらいの数の兵の将になれるか?」
韓信はこたえた。
「陛下はせいぜい10万の軍隊の将となる程度でしょう」
「では、お前はどうなのだ?」
「私なら、多ければ多いほどよろしゅうございます」
「では、なぜそれだけ優秀なお前が、なぜ、私の部下になっているのだ?」
「陛下は兵に将たることは出来ませんが、将に将たることが出来ます。
これが、私が陛下に虜(とりこ)にさせられた理由であります。」
つまり韓信は、自分は確かに多くの兵を統率(兵に将たり)はできるが、
その百戦錬磨のリーダーをまとめるリーダー(将に将たり)ではない。
それができるのは劉邦だけ、その器は劉邦だけであると、伝えたかったのである。
また劉邦自身も、
「謀」は軍師の張良には及ばない。
「政治」は宰相の蕭何には及ばない。
「軍事」は将軍の韓信には及ばない。
という類の言葉を残している。
そして、「この三人は非常に仕事ができる。その分野においては私は全くかなわない。
ただ、自分は、この三人を用いることができる能力がある。」
それが、「天下をとれた理由である。」と。
どんなに優れた人であっても、一人でできることには限界がある。
多くの才ある人材を活かしきることができることこそ、これからの時代のリーダーにも求められることであるし、
最大限のパフォーマンスを発揮できる仕組みをつくっていくことが、これからのマネジメントの課題であろう。
前述のエステサロンの社長も、人を活かし、組織を大きくし、お客様にサービスを提供している。
組織は人の集合体。
その可能性を活かす仕組みを多くの企業に伝えたいものです。
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