
HOME > 行動科学マネジメント松尾淳一ブログ > 2009年11月

連日、「事業仕分け」の様子が報じられ、関心を集めています。
仕分けの基準や手法に批判がある一方、
これまで一切見えなかった予算編成プロセスが見えるということもあり、
先日発表された世論調査では、9割の国民が評価をしています。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091123-00000520-san-pol
廃止、存続、見直し、地方への移管・・・と次々と判定を下していく仕分け人達ですが、
自身の職場を省みても、長年の慣習や惰性で続いている仕事も多いのではないでしょうか。
行動を細かく分解し、結果との因果関係を分析した上で、やらなくていいことを決めることも重要です。
また、「やってはいけないこと」を指示できる上司はたくさんいますが、
「やらなくてもいいこと」を指示できる上司は、残念ながら少ないのが現実。
いろんなことをやろうとすれば、重要なことに集中することができず、全てが中途半端になってしまいます。
やらなくてもいいことは即刻やめて、
その時間を利益につながる“ピンポイント行動”に費やすことが結果につなげる近道です。
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11月23日は勤労感謝の日でした。
「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」国民の祝日です。
“働く意味を考える”ということで、
「日本でいちばん大切にしたい会社」という本が、書店で紹介されていました。
この本でも紹介され、鳩山首相の所信表明でも引用された「日本理化学工業」は、
社員の7割が知的障害者です。
50年前、大山社長が養護学校の先生の依頼で
1週間だけ、障害者の就労体験を引き受けたことから始まります。
その1週間後、一生懸命働く障害者を見ていた、社員全員が
「あの子達を正社員で採用してください。もしできないことがあれば自分たちがカバーします」
と願い出たといいます。その後、日本理化学工業は障害者の採用を毎年続け、社員の7割になりました。
この会社では障害者の方はもちろん、健常者の方も生き生きと働いているといいます。
社会的弱者をサポートすることで、自分が社会の役に立っている、という自負があるからでしょう。
また、障害者が働きたいと望むことに対して、大山社長は
「人は、褒められ、役に立ち、必要とされてこそ幸せを感じる。そして、それは仕事でしか得られない」と
いうことに気づかされたそうです。
他にも、行動科学マネジメントでいう“非金銭的報酬”を取り入れた、
“家族に報いるように、社員に報いる”会社がいくつか紹介されていました。
読みやすいので、これから将来を考える学生さんたちにも読んでほしい一冊です。
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尼崎JR脱線事故の漏えい問題で最終報告書を提出したJR西日本。
これからが信頼回復への正念場となります。
05年の事故を教訓にして、JR西日本が導入した「リスクアセスメント」という制度があります。
「リスクアセスメント」は、現場から報告された予兆現象で事故の危険性を数値化し、対策につなげる試み。
駅員や乗務員、施設部門といった列車の運行に直接携わる職場を中心に、
同制度の浸透度や運用実態などを尋ねたところ、
事故につながる可能性のある問題点を報告する際、
「報告しやすい」とした回答は全体の45%、
上司との信頼不足や人間関係などが原因で、「報告しにくい」とした回答が27%、
「どちらともいえない」は27%という結果だったそう。 (2009年2月発表)
人命にも関わる事業であるだけに、
約3割の「報告しにくい」という部分は、今後改善される必要があるでしょう。
では、部下たちに、悪い報告を早く報告してもらうにはどうしたらよいのか。
部下がミスの報告をした場合は、悪い点をきちんと指摘した上で
同じミスを繰りかえさないためにはどうしたらいいか、具体的にフレームで示す必要があります。
そして、「早い段階で報告してくれてありがとう」と、
報告してきたこと自体はほめてあげるべき。
ほめてあげなければ、悪い報告を上げるという行動は増えることはありません。
事前に失敗や問題点を把握することによって 助かるのは、会社、そしてあなた自身です。
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インフルエンザワクチンの話が話題になっています。
季節性などの予防注射を受けられた方も多いと思いますが
「注射」といえば思い出すのが、岡野工業 代表社員の岡野雅行氏。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/OKANO_to_ONDINE/
数年前、世界一細い注射針で有名になった会社。
製品化された“痛くない注射針”は2005年のグッドデザイン大賞を受賞し、
先日も「世界を変える100人の日本人」という番組に出演されていました。
この不況の時代にあって年商は6億。
「誰もやらない、難しい仕事を引き受ける」ことを信条とし、
自社にしかできない技術で、大企業をものともしない岡野工業。
“その道を究めることの大切さ”を教えてくれているようです。
NASAや米国防総省とも取引があるとのことですが、なんと社員は6人だけ。
当然、1人でも休むと仕事に支障がでてしまいます。
だから岡野氏は、誰かが欠勤した日には、残りの社員に鰻重などの豪華な昼食を振舞うそうです。
この仕組みによって、従業員たちは一日気持ちよく頑張ることができる。
(そして、休んだ一人は食べられなかったことが悔しくて、健康管理をするようになる、という思惑もあるようです)
社員たちが頑張れる「動機付け」を考えているのでしょう。
人付き合いを大切し、人情を重んじる岡野氏の人柄がでているエピソードですね。
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- うれしがらず、悲しがらない
これは、経済評論家・公認会計士の勝間和代さんが、
様々な偶然の結果に自分の気持ちが振り回されすぎないよう、
普段から唱えている言葉なのだそうです。
勝間氏は、この言葉について以下のように説明しています。
「うまくいった場合にうれしがりすぎると、その成功がタイミングや周りの力添えの結果であっても、
その時の行動パターンと成功体験を過度に関連付けてしまう。
悪かった場合に悲しみすぎると、単に環境やタイミングが悪かっただけの結果かもしれないのに、
自信を失ってしまったり、再チャレンジの気合をなくしてしまう。」
そして最後に
「大事なことは、常に自分の行動やそれに伴う結果を見つめるもう一人の自分がいて、
その自分が、なぜその結果が出たのかを分析すること」
と締めくくっています。
「なぜその結果がでたのか分析する」ことは、
行動科学マネジメントでいうところの「ピンポイント行動」を探す行為。
連続する行動の中には、結果に直接結びついている行動がいくつかあります。
それを探すことが結果を変える近道といえるでしょう。
多くの会社では、結果さえ良ければ、それがどのように達成されたかは問わないという傾向が見られます。
しかし、結果だけを見て経営するのは非常に危険。
順調なときも、もちろん順調でないときも、勝間氏のようにその理由を分析することが重要です。
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だんだん寒くなってきましたね。
この時期になると文具コーナーに並ぶのが、来年度の手帳。
最近では、様々な種類の手帳が出ていて、本当に面白いですね。
手帳を特集する雑誌のコーナーや、手帳術を取り上げる書籍もたくさん出ています。
今年は、自分らしく使えるものやタイムマネジメントできる手帳が人気とのこと。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20091015-00000002-tkwalk-ent
特に、ここ数年、縦に時間軸を配置し、
1日の動きが把握しやすいレイアウトの「バーチカル型」手帳の人気は高く、
各メーカーがこぞって出しています。
バーチカル型手帳は、「何時から何時まで、どこで何をする」という予定が書きやすく、
一日のうち空いている時間がどのくらいかが一目瞭然。
学生の頃の「時間割」を思い出させます。
最近の小中学生を見ていると、10教科近くもの授業をこなし、その後は部活や塾。
合間を縫って友達と遊び、宿題をやり、テレビやゲーム と本当に多忙。
彼らは一日の間に、本当に多くのことをしています。
ところが大人になると、「今日一日、何をしたっけ?」という状況になってしまいます。
その違いはまさに「時間割の有無」にあります。
社会人になっても、毎日「明日中にやる仕事」とそれぞれの所要時間を書き出し、そこから時間割を組み立てる。
時間割を作って自分をマネジメントすれば、目標を実現できる可能性も飛躍的に高まります。
手帳のスケジュールを見直して、自分の時間割を組み立ててみてはいかがでしょうか?
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スポーツの秋といいますが、
最近、スポーツを始めた人の中で人気なのが、やはりウォーキングだそうです。
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/news/20091013/104426/
いつでも、どこでも手軽にできるのがウォーキングの良いところ。
しかし、手軽な反面、「ただ歩くだけでは飽きやすい」「成果が見えにくい」といった声も。
そこで、最近「バーチャル日本一周歩こうかい」というサイトが人気となっているそうです。
http://www.walk-21.com/index.html
自分の歩いた歩数を入力して、日本一周8955kmの完歩を目指そう!というもの。
ウェブ上で日本一周旅行が楽しめます。
行動科学マネジメントでも、望ましい「結果」を得るために「ポイントカード」を使用することが
多々ありますが、同じような原理ですね。
日本一周は、なかなか大変そうですが、「東京」からスタートするなら、
次は「品川」というスモールゴールも設定されています。
「今日も実行できた!」「ちゃんと続いている!」という達成感を得ることは、
必ず継続へのチカラになります。
秋も深まり、紅葉の美しい季節。
まずは京都でも目指してみましょうか。
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