
HOME > 行動科学マネジメント石田淳ブログ > セミナー > あなたは夜型? 朝型?

■以前書いたように、私は大学の先生方と行動分析の勉強会を開いています。
今回もその席で興味深い事例をお聞きしました。
「アクティカル」という医療器具を使った実験の報告です。
■アクティカルは、行動量とカロリー消費量を記録する計測器。
腕時計ぐらいのコンパクトサイズで、
手首に装着すると数十秒ごとに運動データを採取します。
内蔵メモリに最大44日間のデータを蓄積でき、肥満やスポーツ医学、
ADHD(注意欠陥多動性障害)の診断などに役立つそうです。
■ある先生が大学生の協力を得て面白い実験を進めているのですが、
内容についてはここでは触れません。
私が関心を抱いたのは、被験者となった学生たちの生活パターンです。
データを解析したところ、彼らの行動量が0(ゼロ)になるのはいつも夜中の2~3時でした。
つまり、その時間まで起きていることになります。
朝は普通に起床して講義に出席するので、慢性的な睡眠不足が続いています。
アクティカルのデータからはそんな傾向がはっきりと読み取れました。
自己申告よりも信頼性の高いデータです。
■社会全体が夜型になった現在、大人も同じ傾向にあるのではないでしょうか。
夜遅くまでインターネットやゲームに熱中する社会人は珍しくありません。
24時間営業のお店も増えました。
親が夜更かしをすれば、子どもも真似したがるのは当然です。
教育産業に従事してきた者として、これは非常に気になる問題です。
■睡眠時間が短いと脳は活発に働かなくなります。
▼いつもぼんやりしている。
▼昼間から居眠りをする。
▼仕事や勉強への意欲が下がる。
▼能率が悪くなる。
▼成績が落ちる……。
睡眠不足にはメリットがひとつもないのです。
■人間はもともと夜行性の生き物ではありません。
不自然な生活習慣はできるだけ改めるべきです。
成長期の小中学生には特に気をつけてあげてください。
■みなさんは睡眠をたっぷり取っていますか?
お子さんに早寝早起きをさせたければ、まずお手本を示すことです。
行動科学でこれをモデリングと言います。
「早く寝なさい」と叱るだけでなく、親が手本を見せて生活パターンを変えていきましょう。
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