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2007年09月10日
September

あなたは夜型? 朝型?

■以前書いたように、私は大学の先生方と行動分析の勉強会を開いています。

 今回もその席で興味深い事例をお聞きしました。

「アクティカル」という医療器具を使った実験の報告です。


■アクティカルは、行動量とカロリー消費量を記録する計測器。


 腕時計ぐらいのコンパクトサイズで、

 手首に装着すると数十秒ごとに運動データを採取します。

 内蔵メモリに最大44日間のデータを蓄積でき、肥満やスポーツ医学、

 ADHD(注意欠陥多動性障害)の診断などに役立つそうです。


■ある先生が大学生の協力を得て面白い実験を進めているのですが、


 内容についてはここでは触れません。

 私が関心を抱いたのは、被験者となった学生たちの生活パターンです。

 データを解析したところ、彼らの行動量が0(ゼロ)になるのはいつも夜中の2~3時でした。

 つまり、その時間まで起きていることになります。


 朝は普通に起床して講義に出席するので、慢性的な睡眠不足が続いています。

 アクティカルのデータからはそんな傾向がはっきりと読み取れました。

 自己申告よりも信頼性の高いデータです。


■社会全体が夜型になった現在、大人も同じ傾向にあるのではないでしょうか。


 夜遅くまでインターネットやゲームに熱中する社会人は珍しくありません。

  24時間営業のお店も増えました。

 親が夜更かしをすれば、子どもも真似したがるのは当然です。

 教育産業に従事してきた者として、これは非常に気になる問題です。


■睡眠時間が短いと脳は活発に働かなくなります。


 ▼いつもぼんやりしている。

 ▼昼間から居眠りをする。

 ▼仕事や勉強への意欲が下がる。

 ▼能率が悪くなる。

 ▼成績が落ちる……。


 睡眠不足にはメリットがひとつもないのです。


■人間はもともと夜行性の生き物ではありません。


 不自然な生活習慣はできるだけ改めるべきです。

 成長期の小中学生には特に気をつけてあげてください。


■みなさんは睡眠をたっぷり取っていますか? 


 お子さんに早寝早起きをさせたければ、まずお手本を示すことです。

 行動科学でこれをモデリングと言います。

 「早く寝なさい」と叱るだけでなく、親が手本を見せて生活パターンを変えていきましょう。

 
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