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■7月30日、渋谷でジョイントセミナーを開催しました。
ご一緒させていただいたのは、城繁幸さんです。
「若者はなぜ3年で辞めるのか」がベストセラーとなった
人事専門のコンサルタントです。
成果主義に関する著作も有名ですね。
城さんとのジョイント企画はこれが最初で最後とあって、
多くの方が参加してくださいました。
参加してくださった方、城さん、本当にありがとうございます。
■講演の部では、城さんが成果主義について語り、
私はABCモデルを中心に語りました。
対談では「マネージャー・人事担当者が成果を引き出す方法」をテーマに、
お互いの専門分野から知識をぶつけ合いました。
■対談でわかったのは、2人の方向性の共通点です。
結果だけで評価しようとする日本型成果主義は間違っている。
今のようなやり方では組織が崩壊してしまう。
城さんと私は、このような見方で一致しました。
■日本に成果主義が根付かないのはなぜでしょうか。
先日「TIME」誌のインタビューを受けたときにもお話ししたのですが、
原因は子育ての違いにあります。
アメリカの子どもは幼いときから個室を与えられ、
寝るときも1人で寝ます。
常に「自分の力で生きろ」「人と違うことを考えろ」
と教えられ、自主性と個人主義を身につけていきます。
一方、日本の子どもは
「みんなと同じようにしろ」
「1人だけわがままを言うな」
「人に迷惑をかけるな」
としつけられます。
まさに集団主義であり、アメリカと正反対です。
このように育てられた日本人は、個人評価になじめなくて当然なのです。
結果だけで個人評価されるマネジメントはどうしてもしっくりきません。
日本では企業も集団主義・チーム制を基本としています。
成果主義を導入するのであれば、個人単位ではなくチーム単位で導入するべきでしょう。
仕事がチーム単位なのに、評価だけを個人単位にしてもうまくいくはずがありません。
チームによる成果は数値(結果)だけでは測りきれないので、
プロセスの評価も必要になります。
行動科学マネジメントは結果だけでなくプロセスにも目を向けますが、
このやり方は日本人の国民性にとてもマッチしているのです。
■ちょっと話が脱線しました。城さんと一致した見解があと2点あります。
▼第1に、日本のマネージャーはマネジメント技術をもっと学ぶ必要があること。
個人の経験やあうんの呼吸は通用しなくなりつつあります。
マーケティングと同じように、マネジメントも学んで身につけるスキルなのだ
と認識してください。
▼第2に、キャリアパスの複線化。
昇進コースはプレイヤーからマネージャーへの一本道ですが、
マネージャーになりたくない人、プレイヤーのままでいたい人も増えてきました。
そういう人のために別のコースがあっていい。
同じことは女性労働力にも言えます。
いくら機会均等と言っても、
すべての働く女性が経営幹部をめざしているわけではないでしょう。
意欲と能力のある女性がキャリアを積んでいける道はもちろん必要です。
しかし、それと同時に、
プレイヤーのままで昇進する道も作っていく必要があるのではないでしょうか。
大切なのは、複数の選択肢を用意することです。
そこから自分で選択させるのが理想的です。
■城さんは人事コンサルタントだけあって、
マネジメントについて確固たる考えをお持ちです。
今回のジョイントセミナーは私自身も大変勉強になり、
実り多い一日でした
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