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2008年08月06日
August

山田泉さんのいのちのメッセージ

■先週、朝日新聞名古屋本社でおこなわれた山田泉さんの講演会
「いのちの授業をもう一度」
に行って来ました。

山田さんは大分県の元中学校養護教諭。自身のガン体験を綴った、
『「いのちの授業」をもう一度』(高文研)
『いのちの恩返し』(高文研)
の著書があり、現在もガンと闘っています。


■企画は朝日新聞記者の高橋美佐子さん。
講演中のサポートは高橋さんの公私のパートナーで、
同じく朝日新聞記者、そして
『がんと向き合って』(朝日文庫)
の著者であるの上野創さんが務めました。


■2002年、山田さんは「いのちの授業」を勤務先中学校の
総合学習の時間にスタートしました。
乳がんが発覚し、2年間の休職を経て復帰したとき、
生徒たちが何気なく口にしていた「死ね」、「殺すぞ」といった言葉に、
健康なときには感じたことのないショックを受けたといいます。
そこで、自身の病の体験を含めながら、命の重みや大切さを
知ってほしいと始めたそうです。


■発病して9年目。当日は、モルヒネで痛みを抑えながら、
明るくざっくばらんに話してくれました。
公演中、
「今回が大分県外でやる最後の講演会になると思っています」
「毎日が砂時計みたい。砂がどんどん落ちていく感じです」
の言葉に彼女がギリギりの状態であることがわかりました。



■山田さんは、精神的にどうにもこうにも苦しいとき、
今回の企画者である高橋さんに、真夜中、何度も電話で思いを
聞いてもらったといいます。


「生きるということは人に借りを返すこと。
私のわがままな電話に高橋さんはイヤな顔せずいつも付き合ってくれた。
その恩もあって、今日の講演を引き受けました」
「生きている限り、受けた恩をつないでいきたい」
そして、山田さんの友人がガンで亡くなる前に言っていた言葉、
「人生で一番大事なもの。それはお金ではなくて、
自分をさらけ出せる友だちがいるかということ」
など、講演会で山田さんが毅然と話すそのひとつひとつが
心に響きました。


■最後に、この講演会に呼んでくださった
高橋さん、上野さんに心から感謝します。
ありがとうございました。

 
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