
HOME > 行動科学マネジメント石田淳ブログ > 本 > ▼コミック『闇金ウシジマくん』に見る、今の日本社会

■闇金融を扱ったマンガはいくつかありますが、
その中でも、そこで繰り広げられる人間の心情を淡々と描いているのが、
『闇金ウシジマくん』(小学館)。
「ビックコミックスピリッツ」に連載されていて、
現在15巻まで出ています。
■主人公の丑嶋は、10日5割という超暴利の闇金融経営者。
さまざまな事情から徐々に
借金をするようになる人々が登場します。
■たとえば、パチンコ依存のフリーター、買い物中毒のOL、
家庭を持ち真面目に働いているにもかかわらず、
行動がすべて裏目に出て歯車が狂っていくサラリーマン…。
そんなどうしようもない深みにはまっていく人々。
■「こういう風に人は落ちていくのか…」と、
当事者たちの気持ちの流れや、
すべり台のように下へ行ってしまう状況が
リアルにわかります。
■作品から、
格差社会、ワーキングプア、リストラなど、
日本社会で蔓延する実際の問題点が、
透けて見えるとでもいいましょうか。
■そこから感じるのは、
社会保障費の削減や雇用の劣化という
日本が抱える問題が背景のひとつに、
あるはずだということ。
自己責任の問題だけでは片付けられない
問題だと思うのです。
■「あなたの努力が足りないからだ」
と切り捨ててしまうのではなく、
どう支援できるか――そんなことを
考えさせられる本書。
■機会があればぜひ手にとってみてください。
子どもを持つ親御さんにもおすすめです。
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